花たちは、人々の生活の変化に気づいているのでしょうか。きっと、空気がきれいになったことや、陽射しの色がちがっていることには気づいているはず。とても嬉しそうに咲いてます。人々がマスクをしているのには、気づいているかな。 アメリカでは、マスクをしている人を見かけるのは、病院や工事現場、生産工場くらいだったような。お店でも売られているのは見かけませんでした。コロナ感染が広がり始めた頃も、マスク着用は意味がありませんと言われていたし。それが最近、マスクを着用したほうがいいらしいと言われ始め、さあどこで買えるか皆目見当がつかない人が多く、まずは、ホームセンターかオンラインかと、戸惑ったようです。 今では、感染拡大が問題となっている都市では、店員のマスク着用が義務付けられています。ロサンジェルス郡の一部の市では、外にいるだけで、マスクを義務付けているところが増えてきました。マスクをつけていないと、入店を断るお店がほとんどになってきています。バンダナで代用や、手作りマスクをつけている人も多く、ここにも個性が見られます。 マスクなんてと言っていた人たちが、皆つけています。この大胆な柔軟性も、大きな力です。
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ホームレス:
アメリカ 552,830 人 カリフォルニア州 151,000 人 ロサンジェルス郡 約60,000人 4/17 時点の新型コロナウィルス感染 感染者 死者 アメリカ 723,729 人 37,841人 カリフォルニア州 27,528人 985人 ロサンジェルス郡 11,391人 495人 ニューヨーク州 222,284人 14,636人 Protect vulnerable people. 弱者を守れ。 弱者という言葉の中の、VULNERABLE、スペルも発音も難しい単語ですが、弱者が多いアメリカでは頻繁に耳にします。”ボノボ”に聞こえると言われたディレクターさんがいらっしゃいました。 特に最近は、ウィルスから自らを守りにくい、高齢者やホームレスの人たちに使われます。受刑者もそうです。 ロサンジェルス郡の中でも、ホームレスを認める市とそうでない市があります。法的には、歩道を含む公共屋外で夜を明かしてはいけないという間接的な表現で、ホームレスの人たちを排除するところがあります。そして、それを認めるロサンジェルス市にホームレスの人たちが集中してしまうという状態です。 ロサンジェルスのダウンタウンには、スキッド・ロウ(ドヤ街という意味)という一角があり、ホームレスが5、000人近くいると言われ、段ボールやテントの仮住まいが並んでいます。人々がひしめきあっていて、衛生面もよくない、精神的な疾患を抱えた人や、薬物依存症の人も非常に多く、ソーシャルディスタンスなんてものがない。感染予防が非常に難しいところです。 今、ロサンジェルスが進めているのが、プロジェクト・ルームキーという、ホームレスの人たちのシェルター確保の運動です。観光客が来ていないホテルやモーテルの部屋を提供してもらい、高齢のホームレスを優先的に、感染の症状のない人や、緊急な入院が必要ない人を受け入れています。ガードマンと認定看護師、公衆衛生局からのスタッフが常駐し、食事の支給もあります。目標を、15,000部屋に定め、現在10,000以上の部屋が確保されたそうです。 市は、スキッド・ロウの人数を数日で半分に減らしたい意向です。ホテルの部屋だけでは足りませんので、RV(キャンピングカー)が用意されますが、まだ数が必要で、RV所有者にも提供を呼びかけています。 世界各地で、どうか弱者の人たちが取り残されることがありませんように。 アメリカは、今日にもコロナ不況生活支援策、経済刺激策の一環として、一般家庭への現金給付が始まります。
ソーシャルセキュリティー番号(日本でいうマイナンバーに近いもので、アメリカで生活している人は殆ど持っています。というか持たないとならないもの。)があり納税をしている人が対象です。簡単に言えば、納税者全員。 前年度の収入(調整後総収入)が、$75,000(約810万円)以下の個人には、$1,200(約13万円)、収入$150,000(約1620 万円)以下の夫婦には、$2,400 (約26万円)、収入$112,500(約1215万円)以下の世帯主*には、$1200(約13万円)、そして16歳以下の子供には、ひとりあたり、$500(約5400円)が支給されます。 *アメリカでいう世帯主は、子供や親を扶養している独身者です。 上限は、個人の収入が$99,000(約1070万円) まで、夫婦合算の 収入が$198,000(約2138万円)まで、子供二人の家族の収入が$218,000(約2354万円)となっており、この額までは、収入に合わせ調整され、これ以上になると支給はありません。 金額はさておき、強調したい日本との違い。納税者であれば、皆受け取れます。申請の必要もなく、税申告の際の銀行口座に自動的に振り込まれ、そうでないひとは、額面の小切手が送られてきます。シンプル、明快で、給付作業が簡単、スピーディー。 日本の30万円給付は、収入減が証明できる世帯に限定され、書類をそろえての申請が必要、複雑でわかりにくく、時間かかりそうです。低所得で普段から困っている人など恩恵を受けられない人もたくさんでてきます。 ここにきて、給付要件緩和や一律給付の話もでてきているようですので、是非、公平にそしてスピーディーにお願いします! おっと、トランプ大統領が給付金の小切手に自分の名前を入れると言いだした。作業が増えるし、給付が遅れる。 国をひっぱれないのに、足をひっぱる国のトップ、少なくないです。 受刑者の数 アメリカ 230万人 カリフォルニア州 11.5万人 ロサンジェルス郡 1.7万人 4/14 時点の新型コロナウィルス感染 感染者 死者 アメリカ 610,097 人 25,649人 カリフォルニア州 22,348人 687人 ロサンジェルス郡 10,047 人 360人 ニューヨーク州 202,208人 10,834人 ロサンジェルス郡の総感染者数が1万人を超えました。1日の新たな死者数が40人と、最高を記録しました。一方、1日の新たな感染者数は、239人と, これまでの最低となりました。これをピークに、感染者数、死者とも、減っていくことを願います。 カリフォルニア州ニューサム知事が、経済活動再開に向けての6つの指針を発表しました。しかし、引き続き、早期の外出禁止令の緩和には、慎重になることを強調しています。ニューヨーク州クオモ知事も同じことを言っています。経済再開にむけ、一刻も早く、自ら外出禁止を解禁したいトランプ大統領とは、一線を画しています。 感染拡大で、医療崩壊も起こる中、今日も、ロサンジェルス郡の公衆衛生局ファーラ局長が、高齢者やホームレスなどの社会的弱者の保護の重要性を訴えます。 アメリカは、世界最大の受刑者数を抱えています。ちなみに、アメリカの人口は、世界総人口の4.25%。その中でも、ここロサンジェルス郡の受刑者数が最も多く、どこの施設も、収容割合が、130~190%と、定員数を大幅に超えている状態です。司法制度、法執行機関、更生機会、社会システム、経済格差などなど、数多くの問題が背景にあります。
当然、高齢者や病人もいますが、健康や衛生面のケアも十分行き届かず、密閉された空間に、多くの人が過ごす状況が続いています。囚人の入れ変わりもあり、外部からの人も頻繁に来ます。ストレスで免疫力も下がっている中、ソーシャルディスタンスどころではなく、劣悪とも言われる環境の中にあり、まず収容密度を減らさないとなりません。現時点で、ロサンジェルスでは、93人の受刑者の感染が報告されています。 このもうひとつの弱者問題の対策に向けても、早くから多くの人権団体が声をあげ、司法を動かしています。 これまで、全国各地の刑務所や拘置所から、受刑者の釈放が行われてきています。仮釈放の予定がある者、釈放の予定を早められる者、保護観察中/仮保釈中の出頭違反で拘束されている者、深刻な慢性病を患っている者、司法侮辱罪で受刑している者、仮保釈中の薬物テスト拒否で拘束されている者、軽犯罪で保釈金不足で収容されている者、暴力罪でない者など。 ロサンジェルス郡は、受刑終了まで1ヶ月以内の者を対象に、1700人を釈放していますが、収容の10%にすぎず刑務所は過密です。妊娠中の女性と、高齢者の早急な解放も検討しています。 収容人数は、まだまだ減らせるはずです。 アメリカの人口は、およそ3、3億人。 カリフォルニア州の人口は、およそ4000万人。 ロサンジェルス郡(広〜いロサンジェルス)の人口およそ1000万人。 ニューヨーク州の人口は、およそ2000万人。 4/11 時点の新型コロナウィルス感染 感染者 死者 アメリカ 502,876 人 18,747人 カリフォルニア州 21,073人 587人 ロサンジェルス郡 8,430 人 241人 ニューヨーク州 172,350人 7,844人 ここのところ、やっと感染者数が横ばいになってきました。まだまだ数は多いです。アメリカでの夏までの予想死者数は、10万人〜24万人から、6万人に大きく下方修正されました。外出禁止措置が功を奏してきているということです。アメリカの9割以上の市民が自宅待機をしています。 ロサンジェルス郡では、毎日衛生局局長が、市民に呼びかけています。昨日発表された数字によると、ここで外出禁止を中止すると、夏までに95.6 %の市民が感染、このまま外出禁止を続けると29.8%の市民が感染、買い物に行く回数を減らすなど外出禁止を3割強化できると、5.5%の感染と、激減させることができるようです。 医療現場の人達も、セレブ達も、政策現場の人達も、呼びかけています。”STAY AT HOME" "STAY HOME" でもいいですよ。 道のりは長いですが、家にいること。それが、できるだけ早く、そしてできるだけ被害を少なく、この窮地を終息させるため、我々ができる最善のこと。頑張りましょう。 窓辺でひとり、みつけてくれる子供達を待っていましたが、どうやら、見つけてもらえなかったようです。
表通りに面した窓に移動したくまもん。 やった!子供達が喜んでくれました。 しかも、仲間を増やして、さすがです。 今、くま狩りが流行っているらしいです。このな時にいったい?! 散歩中、通りがかった閉店中のお店のショーウィンドウに、温かい気もちになりました。”Love " とか "Smile"と書いてありました。 ついでにくまさんもいました。 窓辺にくまさん、かわいい ❤️ ここにもくまさん、こんにちわ。❤️ あれっ? ここにも。あそこにも。 くまさん達に、窓越しに見張られているような。。。気のせいかなあ。 しかし、ちょっと数が多いなあ。 調べてみたら、Bear Hunt とか、Teddy Bear Hunt (くま狩り)と呼ばれているゲームらしいです。学校が休みで友達にも会えない、楽しみと言ったら近所の散歩や、保護者と車で走るくらい。そんな子供たちに少しでもお楽しみを、ということで、呼びかけられています。 さあ、あなたは、何匹のくまさんを見つけたでしょう。 アメリカだけでなく、世界各地で流行っているようです。日本でも。 というわけで、このお方もアメリカから、参加です。見つけてほしい。 外出禁止で行動範囲が狭くなっています。1日の歩数を散歩で稼いでいますが、理想には遠いです。ホテル泊のほうが多く、飛行機であちこち飛び回っていた先月までとは、生活が一変しました。医療現場や政策現場が大変な中、我々市民ができる最善のことが、自宅待機ですから、しかたがないです。困ったことも多いですが、あえて窮屈な生活の中にある、いいことを挙げてみました。 🌸 渋滞がなく空気がきれいになった。 🌸 事故、犯罪がずいぶん減っている。 🌸 家の片付けが進んだ。 近所もそうみたいで、中型ゴミがけっこう出ています。 🌸連絡が滞っていた人たちと繋がった。 心配してくれる連絡が来た。嬉しいです。 🌸 家族と一緒に過ごす時間が増えたという人も多いはず。 🌸 睡眠時間がとれるようになった。 🌸 無料の食事が配られている。人々が助けっている、素晴らしい。 🌸 自分で前髪を切ってみた。うまくいった!ような気がした。 (ヘアサロンも閉まっていますから。) 🌸 クリーニング代もかかっていない。 🌸 読書や映画、テレビをみる時間が増えた。 🌸 料理に凝ったりなんかして。 以外と悪くないかも、、ということが起きています。 日本の方にもお馴染みで、いつもお世話になっている近所のスーパー、トレーダージョーズ(略してトレジョー)はこんな感じです。 ソーシャルディスタンスをあけながら、長〜い列です。またパニック買い? 入り口で、手を消毒して入ると。。。いいえ、店内はがらんとしています。店内に入る人の数を制限して、人と人との距離が近くならないための対策です。 そして、商品棚の列を減らして、棚と棚との間が広げられていました。ありがたい工夫がされています。
持っていったエコバッグを使えませんでした。代わりにトレジョーの紙袋が使われました。持ち込まれたエコバッグにウィルスが付着していないとも限らないからだそうです。なるほど。。でも服などにもついている可能性はありますね。聞いてみると、エコバッグはレジの従業員の人が直接触れることになるからだということ。お客さんだけでなく、従業員も守られています。紙袋も無料にしてあります。 あっ、ブログ書く時間もできている。 いつも、何かに追われていたような気がしていた。その正体は? 時間だったのか。 外出禁止の中、レストラン内での飲食も禁止されているため、レストランは、テイクアウトとデリバリーのみです。ロサンジェルス市は、人々にすこしでもリラックスしてもらおうと、お酒のデリバリーも可能です。マリファナ製品のお店も営業可能。ソーシャルディスタンスが奨励されていますので、先日行った近所のタイレストランは、こんな感じでした。 従業員も守るため、お客さんはお店の中には入らないようになっています。直接受け渡しもせず、テーブルに一旦置いて、お客さんに取ってもらいます。青い線は、待つ人がソーシャルデイスタンスを保つためです。 同様の線を通りでよく見かけます。これは、角に入り口がある銀行への導線。銀行に入りたい人は、線に従い、ソーシャルディスタンスを保って、外で順番を待ちます。 近所の人気ラーメン屋さんも、テイクアウトのみです。スープと麺を分けてくれるので、麺がのびることもありません。ありがたいサービス。 ニュース番組のキャスターたちのソーシャルディスタンスも、もう違和感がなくなってきました。 気象予報士のエヴリンは、自宅から天気予報を知らせます。スポーツニュースキャスターも自宅からレポートしていましたが、最近はスポーツイベントもなく、みなくなりました。寂しいです。 地方政府の記者会見の様子です。手話通訳の人がつきますが、ここでもソーシャルディスタンスを保っています。写真のように、手話通訳の人は、話をする人の後ろにいますが、ちょっと前までは、話をする人の前に立っていたので、画面では大きく写っていました。手話通訳の特徴上、手も動きますし、顔の表情も手話通訳の一部です。私は、手話通訳の人に全集中力を持って行かれてしまいました。 外出禁止中でも、外での運動は、問題ありません。散歩やジョギングに出る人もいます。すれ違う時は、率先して道を譲ります。そして遠くすれ違う際に笑顔だと嬉しくなります。
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どちらかというと犬派ですが、 CategoriesArchives
January 2021
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