ロケにでない日は、朝のウォーキングが日課です。目標5000歩。
ロサンジェルスは、四季らしい四季が訪れませんが、それでも通りの木の葉の色が変わったり、花が咲いて匂ってきたりと、季節の移り変わりが感じられます。たまにイヤフォンをはずして、音の変化にも気づきたいものです。 道すがら、めずらしい果物のおすそわけが置いてあったのでいただきました。手に握れるだけ、4つほど持って帰って、切ってみました。大きな種が1〜2個入っています。ローズアップルとよばれるだけあって、ローズの香りがします。初めて口にする果実は、文字通り、りんごのような感触と味、そこにローズの香りというちょっと高貴な気分。新鮮でとても美味しかったです。翌日も、置いてあったので、おいしくいただきました。 とてもあたたかいギフトをいただきました。ごちそうさまでした。
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言葉にはいろんな力があって、無限大で、一生で出会えて、理解できて、付き合っていける言葉はどれくらいあるのかと考えることがあります。人との出会いと同じように、すべての言葉に出会えるわけでも無いし、交際範囲もむやみに広ければいいっていうものでもなくて。
同時に、文明にもたらされた言葉に、窮屈さも覚えることがあります。この世のすべてのものが言葉によって表現されるべきものなのか、得もいわれぬ感情や感覚は、すべてこの世の言葉にあてはまるのか、それともそれ以上のものなのか。少なくとも、人とのコミュニケーションにいたっては、わけのわからない気持ちも、きちんとこの世に存在する言葉に当てはめていかないとなりません。そこで、失われるもの、ゆがめられるものもあったりします。 そんなわけで(どんなわけでしょうね)、オノマトペという言葉とその可能性に、非常に魅力を感じています。共に歩んでいきたい言葉たち。形として、絵本にしてみました。まずは、初歩的な動物の鳴き声から。 アマゾンで売られていますので、是非、買っていただき、好きなだけ、好きなように御意見、御感想をお寄せいただけると嬉しいです。厳しい御意見お待ちしております。 御購入いただいた方には、お仕事の面でもはりきってサービスしますので、”買ったよ”の一言に、もう一言いやもう二言つけて、ご連絡ください。 書籍出版情報 オノマトペ やまもとみか著(絵本) https://www.amazon.co.jp/dp/B095H6BHGK ワクチン摂取二回目をした日の午後、特に体調に異変もなく、仕事をして過ごしました。夜になって、普段感じることのないだるさを感じたかなと思った矢先、体全体に重くのしかかる倦怠感と悪寒に襲われました。頭痛にも悩まされたことがないくらい、体の不調とは縁がないのですが、その分その異変に”あっきたっ”と思いました。まさしくインフルエンザ症状です。そういった症状が副反応(英語では副作用をそのまま使っています)が出ることもあると注意されていたが、そのままきました。
そのままベッドに倒れこみ、翌日はほぼ横になったまま。このままよくならないんじゃないかと感じるほど、つらかったです。普段の健康さに感謝です。 体がきちんと反応して、効いているという証拠ですが、弱音を吐き続けていました。情けない。 2日目、やっと楽になりました。あのつらさが嘘のようにはつらつです。げんきんなものです。 1回目を受けた後、なんともなかったので、2回目を甘く見ておりました。人により差はあるようですが、なにかしらの副反応はあるようです。できれば、お仕事を入れないくらい用心されたほうがいいかもしれません。まずは早く、摂取の機会が訪れますように。 ワクチン二回目を受けてきました。一回目は、接種するつもりではなかったのが、現場であれよあれよというまに、受けることになった経緯があり、接種会場の様子をよく把握できていませんでした。とにかく、会場に入ってからあっという間に終わりましたから。
今日は、同じ会場で二回目ということもあり、落ち着いて周囲の状況を把握することができました。カリフォルニア州は、16歳以上の接種が進んでおり、ここも、学生さんなど若い人が目立ちました。まず受付のブースが10〜15箇所あり、名前確認等待たずにすぐ終わりました。次に接種ブースに向かって並びます。ざっと80人くらいが並んでいました。4つある接種ブースに、それぞれ4箇所接種テーブルがあり、二人組で効率よく接種を施していました。16箇所あるので、待つこと2、3分です。後は、前回同様、およそ100個の椅子が、感覚をあけて置いてあるところで、15分待って、体調に異常がなければ、帰れます。ざっと20分もかからないうちにすべてが終わりました。外では、家族で喜んでいる人たちもいました。駐車場の交通整理をする人から、受付の人、案内してくる人、注射してくれる人、そして来ている人たちも、表情が穏やかで、行動にも気持ちゆとりがある感じです。健康と安全の保証に勝るものはないと思いました。 現時点で、アメリカ全体で、1.3億万人の18歳以上、全体の50.4%が、最低1回の接種を受けています。カリフォルニア州は16歳以上から摂取でき、8400万人、全体の32.5%が二回目を接種しています。感染者数もどんどん減ってきており、ロサンジェルス郡は、この週平均が430人前後です。 世界でのCOVID19での死者が300万人に到達したことを考えると、ため息がでます。変異種の広がりも懸念されますし、ワクチン普及の不均等も解決していかないとなりません。世界全体での取り組みとして進まないと、意味がないんです。ロサンジェルス郡でも、接種の進みが早いロングビーチでは、マスク無しで行動する人が増えてきました。でもまだまだ油断はできません。もうしばらく辛抱です。 今日、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校の駐車場施設で、COVID19のワクチン一回目を受けてきました。私は急がないので、後回しにしてもらっていいと伝えましたが、できるときにしてくださいと言われました。できるだけ効率的に進めるためらしいです。
列に並ぶこと数分、手続きで数分、接種で数分、接種後の様子見で15分。非常に手際よく進められていました。痛みもありませんでした。夕方、注射した上腕あたりの筋肉のはりを感じている程度です。 昨年12月から始まった接種は、今日時点で、12400万服用量が投与され、アメリカの人口の13.3%にあたる4400万人が、ワクチン接種を完了しています。カリフォルニア州は、24.9%が一回以上受け、12.6%が接種を完了しています。ロサンジェルス郡のデータは週一なので、数日古いですが、323500回分投与され、1058000人が完了しています。ロサンジェルス郡の人口がおよそ1000万人(統計は独自に対策を進めているロングビーチ市とパサデナ市を除く)ですので、まだまだです。毎日新しい接種場所も増やされていっています。 統計をみますと、明らかに富裕層が多く住む地域の接種完了率が目にみえて高いです。また人種別では、白人系、ラテン系が断然高く、黒人の摂取完了率が極めて低いです。年齢別では、65〜79歳が36%と最も高くなっています。性別では、女性が男性の倍以上であり、エッセンシャルワーカーの女性比率が高いことをしめしています。もちろん、男性、女性どちらでもない性別の人たちの数字もでています。 確実に前に進んでいます。もうすぐです。もうすこし頑張れば、より安心できる生活が戻ります。感染予防対策を引き続き徹底して、次なる波を阻止し、あともう少しを乗り切りましょう。 Netflixで配信されている "Age of Samurai:Battle for Japan”(エイジ・オブ・サムライ:天下統一への戦い)を見ました。日本の戦国時代を描いたドキュメンタリードラマです。ドキュメンタリー部分は、専門家のインタビューのみ、ドラマは、アメリカ人スタッフで作られたドラマです。それほど、戦国時代に詳しくはないのですが、日本統一に向け大きく力が動いた激動の時代には興味がありますし、多くの伝説的人物が生まれた時代です。ここにきて、アメリカ制作のドキュメンタリーであらためて日本の歴史を学び直すとは。
インタビューで日本の歴史を語るのは、9割が日本人ではない歴史専門家。詳細をよく知っています。そしてドラマも、当時の日本は、ほぼ日本人しかいないはずなのですが、9割が日本人ではない俳優。ですから、セリフもほとんどありません。たまに、1割に満たない主役級の日本人俳優の一言二言がある程度。ここまでセリフ無しで、ストーリーを展開させるテクニックもみごとですし、セリフが無いぶん、俳優陣、特に日本人俳優の方は難しかったのではないでしょうか。そして、かっぷくのいい農民、どうみても日本人ではないという風貌の俳優さんたち、ラテン系の人が多い印象です。 そしてなにがすごいかというと、戦国時代の荒さの描き方。切られて血が出るのは当たり前。血がこれでもかと吹き飛びますし、首なんかいくつ切られて飛んだことでしょう、ついでにさらし首として並べられるし、切腹で何度床が血の海となったでしょう、伊達政宗が目玉を切り落とすシーンはさすがにめまいがしました。 美術、衣装、ヘアメイク、当時の慣習、かなりの時代考証されたと思います。でも、つっこみどころも万歳です。逆にあれっ、本当はどうなんだろうと思わされてしまうシーンも。ベッドってあったけ、時代劇ではみんな畳に座っているのにここでは椅子なんだ、廊下を下駄で歩いてる、刈り上げがかっこいいなあ、線香ってこうやって使うの?などなど。 織田信長は羽田昌義さん、そして、伊達政宗は伊藤英明さん。そのほかの日本人俳優もいい演技をされていました。もっと声を聞きたかった。彼らもきっと、不思議を感じながら、現場におられたのではないでしょうか。是非お話しを聞かせていただきたいものです。 私も覚えきれていない歴史的人物が登場します。それだけ、登場人物が多いのです。ですので、はじめてみるアメリカ人と話をするときは、歴史的英雄の名前もフルネームではさすがに覚えられないようで、ミッチが、ヒデが、マットが、そういった会話になるのです。以下のように。 Nobu 織田信長 Mitch 明智光秀 Hide 豊臣秀吉 Miles 石田三成 Masa 伊達政宗 Yes 徳川家康 Matt 鳥居元忠 ロサンジェルス郊外にあるクレアモント大学院に、Mihaly Csikszentmihalyi
ミハイ・チクセントミハイという心理学者がいます。長くて難しいラストネームです。ベストセラー "Flow:The Psychology of Optimal Experience"が有名で、日本では『フロー体験』というタイトルで本も出ているそうです。ポジティブ心理学です。 フローとは、“流れ”を意味していて、彼の研究では、集中が焦点を結んで、散漫さが消え、時の感覚とともに自我の感覚さえも失い、その代わり、行動を制御でき、周辺世界との一体感を感じる心理体験のことをいいます。そして、力が十二分に発揮され、物事がうまくいく状態です。 ロケに出て、ディレクターさんやプロデューサーさん、技術スタッフの皆さん、演者さん、そして取材先の方々やスタジオに集まるエキスパート達と、会い、話し合いをし、一緒に同じ目標にむかって、撮影を進めていく。ロケ先のホテルで朝食を取り、撮影を終え、食事をして戻ってくるまで、あるいは目覚めて眠りにつくまで、常に頭と体を動かし続けていて、疲れているはずなのに、疲れを感じない。初めてのものを見て聞いて、新しいものに触れて、発見していくのが面白くて、それを共有しながら映像に収めていくのが楽しくて、あるいは、想像したものを形として創造していく過程が嬉しくて、時間も忘れてこのままここにいたいという気分にさえなる。 私が体験していたのはフローなんだ。何度も現場にでて、毎回同じことを繰り返しているようで、同じではない。もっとよくもっとうまくと常にチャレンジをしたがっている。チームでいると、失敗すらこわくなくなり、大胆になれることがある。そう、不安がFun ファンになっていくような。仕事なのに、一緒に遊んでいる感覚、冒険している感覚。そしてまたその先の未知に触れたくて、知らないドアを開ける。もう撮影目標以上のところに来ているのに。 ロケだけでなく、その準備段階から、一筋縄では行かないことが多いのに、おもしろがっている、うまくいくと確信がもてたりする。 そんなロケが恋しい昨今です。日本からだれも来られない、感染対策でおとなしいお任せのロケにも、楽しみを見出しています。が!早く、コロナを終息させて、一緒にフローしましょう。 ロサンジェルスでは、住民は誰でもPCR検査が受けられます。しかも無料で、繰り返し受けられます。無料検査が始まった8月には、結果がでるまで1週間以上かかっていましたが、今は、24時間、時に4、5時間で結果が送られてきます。オンラインで近い検査場に予約をして行くだけ。かのドジャースタジアムの駐車場も検査場と化し、連日検査を受けに人々がやってきています。15分もあれば、終わります。
撮影現場に入るために、PCR検査をお願いすることもあります。いろんな現場にちょくちょく出るPAさん(Produciton Assistant 現場の撮影を陰で支えてくれるアシスタントの方)のなかには、すでに20回以上受けている人もいます。 医療費が世界で一番高いと言われるアメリカで、このPCR検査が無料で、どうして日本では無料にならないのか、なぜPCR検査が進まないのか、謎です。日本の検査数はアメリカの60分の1と言われています。ここにきて、3、4千円で受けられるところがでてきているようですが、当然予約でいっぱいのようです。2〜4万円を取るところもざらです。不思議。 WHOも、検査の重要性を訴えています。アメリカでは、検査の人員として軍機関からも人がかりだされています。 PCR検査は、あくまでその時点の感染を示すだけで、けして、予防にもなりませんし、抗体の有無を示すものではありませんから、陰性だからといって、安心はできません。しかし、感染の実態を掴むためにも必要ですし、正しい理解で賢明な行動がとれます。 ではワクチンはどうなるのでしょう。日本はワクチンが無料で提供されるようです。アメリカでも、PCR検査と同様、無料になるのでしょうか。希望者は、誰でも無料で受けられるべきです。そして、このCOVID19パンデミックでは、同様にどんな災害においても、けして、個人や企業の利益を増やす機会であってはならないと強く思います。 ロサンジェルスは、まだレストラン内での飲食ができません。テイクアウトかデリバリー、もしくは外に設置された場所での飲食のみ。
以外と外にテラス席を設けていたレストランが少なかったのです。気候もいいし、広々としているロサンジェルスなので、たくさんあってもいいはずなのに。 車中心の社会ですから、歩道も以外と狭いのです。その代わり、駐車場は広い。苦肉の策として、可能なスペースを利用して外の席を設けて、営業を続けるのに必死です。テラス席と呼ぶには少々強引で、応急的。 ☑️歩道を占領し過ぎ ☑️道路一車線まるまる使用 ☑️駐車場に簡易テントと簡易テーブル ☑️パーキングメーターと一緒にお食事 いいんじゃないですか。応援します。 アメリカも日本も感染者数が減らず、どうしたものでしょう。感染予防 VS 経済再開の構図の中で、人々の分断が起こり、強がりと戸惑いに揺れる人々。冷静さと客観性を失ってくると危険です。
様々な統計集積がなされ、いろんなデータ分析が出され、的確な判断をしていくための情報が整っているように思えど、そうでもなく。こういったデータにはそれぞれ理由と目的があって、適切に理解されれば、人々の良識も良心もコロナ終息に向けて正しく方向づけされるのでしょうけれど。 中には、詳しい説明があって、やっとどうことを表しているグラフなのかと理解できる高度なものもあります。専門家とAIで英知を駆使して出される数値は、なるほどと考えさせられます。 これらデータもお国柄や地域性がでているように思います。 日本では、夜の街で感染が広がったことから、職業別の統計が出されています。また、各主要駅での人の流れの推移。車社会のロサンジェルスでは、出そうにも出せません。すごいのは、都道府県間の流動状況のデータです。まさにGPS位置情報ポイントデータ、ビッグデータ処理能力、そしてAIが活躍。画像も美しく、立体的でわかりやすいです。都道府県別のデータも一度にみられ、それぞれでの比較もわかりやすくなっているのが日本の統計。陽性者の入院/宿泊療養/自宅療養の統計など細かいです。接触歴の不明者数と増加比も興味深いです。発熱等の相談件数まで出されています。 アメリカは、州や自治体、研究機関によって、データの出し方もそれぞれ個性的です。ジョンズ・ホプキンズ大学のコロナウィルスセンターの集計の範囲と速さと正確さは、世界で認められたものです。必要最低限ながらもMust-Seeの統計を提供してくれています。 ロサンジェルスでは、性別分の統計にも、”男””女”だけでなく”その他”が設けられています。年齢別の統計も、分けられ方が細かいです。若年層、高齢者を大雑把に分けたものは偏見の原因にもなり意味がないのです。興味深いのは、貧困層での感染者数や死者が細かく出されていること。貧困家庭が多い地域は、感染者、死者の割合が多いです。そして、人種別の統計も様々なものが出されます。移民を含めラテン系の人口が多いロサンジェルスはの感染者数は白人のおよそ2倍です。日本のような職業別のデータが見当たりませんが、シニアセンターでのスタッフの感染状況、刑務所や拘置所での感染状況、ホームレス対策スタッフの感染状況などは日々アップデートされています。どのくらいの割合の人が(週単位で)、ステイホームしていたか、ソーシャルディスタンスを保たないで人々と接触したか、食糧の不足を心配したか、精神的ストレスを感じたか等を月日の経過と共にその推移も出されています。よく調べています。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は民間の研究所と連携して、各地の血清有病率を出し、その動向を観察しています。 データが、どんな目的をもって、どのように集計されて算出されるかの理解をしてみることによって、単なる数字ではなく、その背景や事実の把握になります。なによりも、我々の行動に生かしてこそ、データも喜んでくれます。よし、がんばってデータと仲良くなるぞ。 |
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どちらかというと犬派ですが、 CategoriesArchives
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