2020年は歴史的な年。
コロナの世界的蔓延により、多くの人が亡くなり、社会のあり方まで変えてきている。こんなことは、これまであったか。あった。 幾度となくあった。何度も人類を襲ったペスト、まだ人類を脅かすコレラ、100年前のスペイン風邪。ここまで文明化した人類の英知や技術でもっても、抵抗しきれない。また同じことを繰り返している。 人種差別という病原菌は、コロナよりももっと前から、パンデミックの歴史よりも長く、人々の良心を蝕んできた。影に隠れて、多くの命を葬り、世代から世代へとその闇を大きくしていった。権力により分断され、憎悪を背負わされた犠牲者たちは、何度となく、闇から声を上げ、手を延ばして、抵抗を続けては、打ちのめされて。そんな歴史が、この数週間で大きく動こうとしている。コロナよりも危険で許し難い、埋もれていた悪に、人々は気付かされている。自らの良心を信じるパワーが、反撃の声を上げている。人々の怒りのエネルギーがひとつになって、これまで動かすことができなかった壁が揺さぶられている。人々の目と心が開かれ、皮膚の色、出身、性別、年齢、性的指向あらゆる違いが、受け入れられていく、尊くなっていく、そんな社会に誘われていっている、そんな気がする。そうなることを願っている。そして、これが大きな歴史的1ページ。
0 Comments
Leave a Reply. |
Author
どちらかというと犬派ですが、 CategoriesArchives
January 2023
Copyright ⓒ 2021
|