飛行機の席は、必ず窓際にしています。ロケで日本から来られる方や現地クルーは、通路側の席を希望が殆どです。”是非とも、窓際で”という強い要望は聞いたことがありません。”絶対、通路側で”と懇願されることはしばしば。”是非とも、窓際”というより”絶対、窓際”派の私は、変わり者でしょうか。
いえいえそうではありませんでした。絶対、窓際という人に出会いました。番組に協力いただいたアリゾナ州在住、世界各国を旅する地質学者の方です。ふとしたことで、お互い飛行機の旅が多いという話から、飛行機の席の話になり、同じ窓際派どうし、”やっぱり飛行機の席は窓際にかぎりますよね” ”通路側なんて考えられないよ”なんて、会話が弾みました。そんな二人は、飛行機に乗ると、窓に額をひっつけて、目をさらのように丸くして、ひたすら、地上を眺め続けるのでした。夜、なにも見えないときや、雲に覆われてなにも見えないときは、窓に頭をもたげで、ひたすらなんか見えるのを待つのでした。そして、眠りに落ち、ふと目が覚めれば、見逃したものはないか、あたふたするのでした。 たまに写真交換して、地質学的見解を教示してもらっています。 眺めるのは、眼下の地上だけではありません。夜、飛行機の中から上をみあげると、たくさんの星に少しだけ近づいているのがわかります。
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どちらかというと犬派ですが、 CategoriesArchives
January 2023
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