Netflixで配信されている "Age of Samurai:Battle for Japan”(エイジ・オブ・サムライ:天下統一への戦い)を見ました。日本の戦国時代を描いたドキュメンタリードラマです。ドキュメンタリー部分は、専門家のインタビューのみ、ドラマは、アメリカ人スタッフで作られたドラマです。それほど、戦国時代に詳しくはないのですが、日本統一に向け大きく力が動いた激動の時代には興味がありますし、多くの伝説的人物が生まれた時代です。ここにきて、アメリカ制作のドキュメンタリーであらためて日本の歴史を学び直すとは。
インタビューで日本の歴史を語るのは、9割が日本人ではない歴史専門家。詳細をよく知っています。そしてドラマも、当時の日本は、ほぼ日本人しかいないはずなのですが、9割が日本人ではない俳優。ですから、セリフもほとんどありません。たまに、1割に満たない主役級の日本人俳優の一言二言がある程度。ここまでセリフ無しで、ストーリーを展開させるテクニックもみごとですし、セリフが無いぶん、俳優陣、特に日本人俳優の方は難しかったのではないでしょうか。そして、かっぷくのいい農民、どうみても日本人ではないという風貌の俳優さんたち、ラテン系の人が多い印象です。 そしてなにがすごいかというと、戦国時代の荒さの描き方。切られて血が出るのは当たり前。血がこれでもかと吹き飛びますし、首なんかいくつ切られて飛んだことでしょう、ついでにさらし首として並べられるし、切腹で何度床が血の海となったでしょう、伊達政宗が目玉を切り落とすシーンはさすがにめまいがしました。 美術、衣装、ヘアメイク、当時の慣習、かなりの時代考証されたと思います。でも、つっこみどころも万歳です。逆にあれっ、本当はどうなんだろうと思わされてしまうシーンも。ベッドってあったけ、時代劇ではみんな畳に座っているのにここでは椅子なんだ、廊下を下駄で歩いてる、刈り上げがかっこいいなあ、線香ってこうやって使うの?などなど。 織田信長は羽田昌義さん、そして、伊達政宗は伊藤英明さん。そのほかの日本人俳優もいい演技をされていました。もっと声を聞きたかった。彼らもきっと、不思議を感じながら、現場におられたのではないでしょうか。是非お話しを聞かせていただきたいものです。 私も覚えきれていない歴史的人物が登場します。それだけ、登場人物が多いのです。ですので、はじめてみるアメリカ人と話をするときは、歴史的英雄の名前もフルネームではさすがに覚えられないようで、ミッチが、ヒデが、マットが、そういった会話になるのです。以下のように。 Nobu 織田信長 Mitch 明智光秀 Hide 豊臣秀吉 Miles 石田三成 Masa 伊達政宗 Yes 徳川家康 Matt 鳥居元忠
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どちらかというと犬派ですが、 CategoriesArchives
January 2023
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