知りたい？ 知りたくない？？

​DNAの発見と、鑑定の技術はすごいものですが、どれだけ身近なものにしていいものか。犯罪は解決されなければならない、冤罪も無くならなくてはならない、病気も予防したい、過去のこともしりたい、では自分のことももっと知りたい？

先祖や家系のルーツ調査が一般的、本格的になっています。あらゆる個人情報をもとに、先祖や家系を調べてくれるネットサービスが充実してきていますが、さらに詳細、正確さを追求するため、DNA鑑定のサービスも増え、とても気軽に、手軽に行えるようになっています。私の周りでも、実は⚪︎⚪︎と親戚関係だった（＜ー⚪︎⚪︎が有名人だったりするのです。）⚪︎⚪︎人の血が入っていた（＜ー全く違う人種だったり）先祖は⚪︎⚪︎をしていた（＜ー宿命論が否定される）など、DNAを含むあらゆる情報が新発見をもたらし、一喜一憂しているのです。

DNA鑑定は、いたって簡単。キットを入手し、少量の唾液を送り返すだけ。キットは、ドラッグストアでも売っています。７０万以上の遺伝標識、８０００万の家系図情報、数十億の歴史的記録等々と照らし合わせ、６〜８週間くらいで、結果を送ってくれます。およそ＄１００〜。移民の国アメリカですから、自分がどこから来たかがあらためてわかったという人も多いですし、何十年探していた血縁家族をみつけたなど、様々なドラマを生んでいます。

私は今一歩踏み出せないでいます。知りすぎることがいいのか、それで、どう人生が変わっていくのか、もう少し考えてみようと思っています。いつしか蚊帳の外にいるのでしょうか。

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