受刑者の数 アメリカ 230万人 カリフォルニア州 11.5万人 ロサンジェルス郡 1.7万人 4/14 時点の新型コロナウィルス感染 感染者 死者 アメリカ 610,097 人 25,649人 カリフォルニア州 22,348人 687人 ロサンジェルス郡 10,047 人 360人 ニューヨーク州 202,208人 10,834人 ロサンジェルス郡の総感染者数が1万人を超えました。1日の新たな死者数が40人と、最高を記録しました。一方、1日の新たな感染者数は、239人と, これまでの最低となりました。これをピークに、感染者数、死者とも、減っていくことを願います。 カリフォルニア州ニューサム知事が、経済活動再開に向けての6つの指針を発表しました。しかし、引き続き、早期の外出禁止令の緩和には、慎重になることを強調しています。ニューヨーク州クオモ知事も同じことを言っています。経済再開にむけ、一刻も早く、自ら外出禁止を解禁したいトランプ大統領とは、一線を画しています。 感染拡大で、医療崩壊も起こる中、今日も、ロサンジェルス郡の公衆衛生局ファーラ局長が、高齢者やホームレスなどの社会的弱者の保護の重要性を訴えます。 アメリカは、世界最大の受刑者数を抱えています。ちなみに、アメリカの人口は、世界総人口の4.25%。その中でも、ここロサンジェルス郡の受刑者数が最も多く、どこの施設も、収容割合が、130~190%と、定員数を大幅に超えている状態です。司法制度、法執行機関、更生機会、社会システム、経済格差などなど、数多くの問題が背景にあります。
当然、高齢者や病人もいますが、健康や衛生面のケアも十分行き届かず、密閉された空間に、多くの人が過ごす状況が続いています。囚人の入れ変わりもあり、外部からの人も頻繁に来ます。ストレスで免疫力も下がっている中、ソーシャルディスタンスどころではなく、劣悪とも言われる環境の中にあり、まず収容密度を減らさないとなりません。現時点で、ロサンジェルスでは、93人の受刑者の感染が報告されています。 このもうひとつの弱者問題の対策に向けても、早くから多くの人権団体が声をあげ、司法を動かしています。 これまで、全国各地の刑務所や拘置所から、受刑者の釈放が行われてきています。仮釈放の予定がある者、釈放の予定を早められる者、保護観察中/仮保釈中の出頭違反で拘束されている者、深刻な慢性病を患っている者、司法侮辱罪で受刑している者、仮保釈中の薬物テスト拒否で拘束されている者、軽犯罪で保釈金不足で収容されている者、暴力罪でない者など。 ロサンジェルス郡は、受刑終了まで1ヶ月以内の者を対象に、1700人を釈放していますが、収容の10%にすぎず刑務所は過密です。妊娠中の女性と、高齢者の早急な解放も検討しています。 収容人数は、まだまだ減らせるはずです。
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January 2023
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