例年の行事、ヨセミテ国立公園でのキャンプに行ってきました。6時間のロングドライブの道中立ち寄ったファーストフードのお店では、多くの消防隊員をみかけました。向かうヨセミテ国立公園よりさらに遠くの町々の名前が書かれた消防車やユニフォーム。南カリフォルニア各地で起こっている、大規模山火事の消火活動の支援のために来ている人たちです。
いよいよヨセミテ国立公園にむかい、山間部に入って行くやいなや、いつもと違う風景に違和感を覚えました。山の木々が茶褐色。松やもみの木など、常緑針葉樹がほとんどなので、紅葉とも違う、紅葉樹があったとしても、時期がちがう。。。木々が枯れていっているのです。5年も続いている深刻な干ばつと、異常気象による異常な暑さ、水分が失われ弱っているところに、キクイムシの類、バーク・ビートルの害虫により、木々が内外すかすかになってしまっているのです。 この週、米国農務省林野部より、カリフォルニア州では、昨年10月から2600万本の木々が枯れ、2010年からでは、6600万本が枯れていると発表されました。特にこのシエラ・ネバダ山脈は、冬の降雪も少なく大きな被害を被っています。 地球規模でみても環境保全には不可欠な森林が失われていっています。また、一旦火事が起こってしまうと、枯れ木は発火装置のようなもので、あっというまに炎を広げてしまうため、さらなる山火事になったときの甚大な被害も心配されます。森林そのものの治癒力、回復力はものすごいものであるとは言われていますが、傷がひろがっているのは明らかで、心が痛みます。
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どちらかというと犬派ですが、 CategoriesArchives
January 2023
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