毎日午後、テレビに顔を出して、コロナ感染状況を報告しているロサンジェルス 郡公衆衛生局局長、バーバラが、人種差別とコロナの黒人への影響について触れました。
亡くなったジョージ・フロイドさんの死を悼み、警察の暴力に怒りを感じていると強い言葉で述べました。平和的に集まり人種差別と暴力へ抗議の声をあげている人々に感謝していると。 そして科学的検知から、黒人への差別とコロナウィルス感染の繋がりについて言及しました。 黒人が、他の人種よりすべての健康基準において低い暮らしをしており、この健康の不平等は、人種偏見と差別によるものであり、個人の行動や習慣を責めることはできないこと。普通の健康と幸せのために必要な医療へのアクセスが制限されている事実があること。そして、日常的な差別と弾圧により、生まれてから生涯続いているストレスが、健康被害を助長していること。黒人の乳児死亡率や黒人妊婦の死亡率が著しい高く、若くして患う心臓疾患、高血圧、糖尿病が、彼らの死期を早めていること。 ロサンジェルスのコロナ感染による死亡率は、10万人に対し9人、黒人になると10万人に対し16人。 バーバラは言います。”毎週コロナ感染者数や死者数の報告で、黒人の数が過度に増加していること報告をしながら、私は、こういった長く続く不平等の結果を報告しているのです。黒人コミュニティーは、次は自分が、そして自分の子供たちや近所の人や友達が、暴力だけでなく健康被害の、次なる被害者になるのではないかと、常に恐怖を感じて暮らしています。過剰暴力や不平等により健康被害がもたらされています。” バーバラが、元黒人プロバスケット選手のカリーム・アブドゥル=ジャバーがロサンジェルス・タイムズ紙によせた言葉を引き合いに出すとき、涙に声を震わせていました。 ”黒人コミュニティーは、黒人であるということは、この国を侵している、コロナウイルスより危険な人種差別のウィルスから、身を守るため、生涯、家に隠れていなければならないということなのかと、自身に問わなければならない。” いつも穏やかで落ち着いているバーバラの怒りと涙は、心に刺さります。
0 Comments
Leave a Reply. |
Author
どちらかというと犬派ですが、 CategoriesArchives
January 2023
Copyright ⓒ 2021
|